愛読書

愛読書

『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』からなる『大水滸シリーズ』と呼ばれる歴史小説ご存知でしょうか。作家 北方謙三先生により、1999年から"小説すばる"にて連載され、第9回司馬遼太郎賞を受賞しています。

『歴史を作るのは英雄だけじゃない。~歴史に名を残した武人から人知れず消えていった民草まで。ここにあるのは「人間」の物語だ。』と公式サイトに謳われている通り、非常に読み応えのある物語です。

私にとっては経営哲学に役立つところもあり、愛読書となっています。

無意味な生き方をして楽になるな。生きて苦しめ。苦しみの中にも必ず光はある(水滸伝6巻)」

人に納得させてもらうことではない。自分で納得していくしかない(水滸伝8巻)」

方針を出すことは、その立場に立てば誰にでもできるだろう。困難なのは実行することだからな。ひとりで、なにほどのことができる(楊令伝9巻)」など。

一文一文が心に染み渡ります。

著者の北方健三先生に社訓をいただけますか?とお願いしたところ、快く"男は志"と当時の名刺に一筆いただきました。

志は難しい言葉の中にあるのではない。おまえのやることの中にある(水滸伝7巻)」

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数年前、北方謙三先生のサイン会にて。

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夜半の読書~至福の時間。自分がリセットされます。

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