花粉症手当
気象庁によると2018年の花粉は、東京都で昨年の1.5倍と発表されました。
ピークは3月上旬から4月上旬で、花粉アレルギーの方にとって憂鬱でしかありません。今年は特に"目"に来ている感じがします。
花粉症の原因は、戦後、復興などで木材の需要が急速に拡大し、供給率をあげるために農林水産省が成長の早いスギやヒノキを大規模に植林したことから始まります。やがて高度経済成長後に林業が衰退し、木材が廉価で質の良い外国産にとって代わると、国内での需要がなくなり、結果、大量のスギ花粉が飛散し続けるようになったのです。
そして花粉症の原因である「花粉を出すスギの木を伐採する」ということは単純ではないようです。莫大な数のスギの木が多すぎるだけではなく、植替え用の花粉が少ない苗木も、数が圧倒的に不足しています。また安易に伐採だけを進めれば、水源滋養も失われ、災害の危険性も出てきます。スギを伐採することにより、かかる費用の回収にも問題があるのです。
また都市化により、アスファルトやコンクリートといった環境も花粉を舞い上がらせ、拍車をかけています。当面、花粉症対策を強化するしか方法はなさそうですね。
前置きが長くなりましたが、MyLevelでは花粉症対象者に花粉症手当を支給しています。花粉症は、本人に原因はありません。業務に支障がでることがないように、また帰社後も、少しでも社員の生活環境の改善の一助となれば幸いです。