人の行ふべきかぎりをば行ふが人の道
自分の出来ることを一所懸命にやる
報われる報われないは人の力の及ばないこと
このことを心得て、大いなる事にあたるべし
江戸時代の国学者で医師でもあった「本居宣長(1730年6月21日-1801年11月5日)」の記した「玉くしげ」の一節です。
毎年、京都市東山区にある清水寺では、世相を表す漢字一文字を一般から募集し、一番多かった文字を選んでいます。
今年の漢字は「税」。物価上昇による税に対して、国民がシビアに行方を見ているとのこと。
「玉くしげ」は、本居宣長が政治原理をまとめ、紀州藩主・徳川治貞に献上したもの。
現代の世相にも通じるところがあるのかも知れません。
紅葉も見ごろを過ぎ、今年も残すところ10日ほどとなりました。
日に日に寒さも増してきました。
来年はよい年になるように1日1日を大事に過ごしたいと思います。