自治三訣

自治三訣

『人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむくいを求めぬよう』

台湾総督府民政長官、南満州鉄道(満鉄)初代総裁、そして東京放送局(後の日本放送協会)初代総裁や拓殖大学第3代学長などを歴任した後藤新平氏がイギリスのロンドンで見たボーイスカウトに感銘を受けて、大正11年に"少年団日本連盟"を組織し、初代総長に就任しました。

その際に掲げたのが、この"自治三訣"です。なかでも"人のお世話をするよう"は社会貢献を掲げるMyLevelの使命です。

氏は『自分だけが都合がよければ人は構わぬといった利己的の態度は許されない、自分と他人とが互いに相了解し相融和し、相互の利益を考慮して円満なる調和に努力してゆくのが義務である。』と意味を説明しています。

思えば自己中心的な考えで得られる幸福は、時として家族や他人を不幸にします。"社会奉仕"と『そしてむくいを求めぬよう』と生きることは難しいかも知れませんが、最高の義務に違いはないでしょう。

また1929(昭和4)年に逝去される前に残した言葉もご紹介します。
『よく聞け、金を残して死ぬ者は下だ 仕事を残して死ぬ者は中だ 人を残して死ぬ者は上だ よく覚えておけ。』

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