地球がうみだすキセキ
国立科学博物館(東京・上野)で、行われている特別展"宝石~地球が生み出すキセキ"に行ってきました。
プレスリリースによると『宝石の歴史は古く、古代から魔よけやお守り、地位や立場を示すシンボルとして世界中で用いられてきました。現在では、宝飾品としても広く親しまれています。本展では、各地の博物館や、比類なきアルビオン アート・コレクション、ヴァン クリーフ&アーペル、ギメルなどの作品から、多種多様な宝石と、それらを使用した豪華絢爛なジュエリーを一堂に集め、科学的、文化的な切り口からご紹介します。原石からジュエリーまで・・・。宝石のすべてがわかる展覧会です!』とあります。
展覧会の構成は、第1章 原石の誕生から始まり、第2章 原石から宝石へ、第3章 宝石の特性と多様性、第4章 ジュエリーの技巧、第5章 宝石の極みとなっています。
展示会のボリュームはかなりのものでしたので、ブログでは、"第1章 原石の誕生から始まり"にスポットを当ててみたいと思います。
アメシスト(ブラジル産)紫水晶。鉱物の結晶が、岩盤内部の空隙の内側表面を覆っているものを"ジオード"と呼ぶそうです。ジオードの周囲の鉄を含んだ玄武岩が、本来無色である水晶の結晶構造にわずかに鉄を取り込んで、アメシストを紫色に発色させているとのこと。まさに圧巻です。
ダイヤモンドの原石(南アフリカ産)これが?!と思わせる様相なのですが、地球が生み出した原石の凄さに我を忘れてしまいます。
パラサイトの原石(アルセンチン産)ずばり隕石なのです。鉄とニッケルの合金で、隕石の種類の中でも大変に貴重なものだそうです。
ガーネット(イタリア産)ザクロ石とも呼ばれています。整った形から誕生石の1番目に選ばれたそうです。色も黄、赤、緑、黒など様々です。
ルビー(コンゴ民主共和国産)紅玉。大モンドに次ぐ硬度を持っています。
左:アマゾナイト(アメリカコロラド州産) 青緑色で古代エジプトでは宝石とされていました。/ 右:アクアマリン(パキスタン産)名前はラテン語で、"海水"を意味するのだとか。
アクアマリン(ブラジル産)この原石の見た目が美しいというか、目を奪われてしまいました。
フローライト(イギリス産)加熱すると発光して、割れはじけた様が蛍のようだとして、蛍石と呼ばれています。
ペグマタイトの中から、スモーキークォーツなどの原石。ライトアップされていて神秘的な美しさを感じます。
地球が生み出した芸術作品です。そして宝石展の第2章以降で、カットが行われ、魅惑の宝石に生まれ変わっていくのですが、是非、その目で、ご覧なられることをおすすめします!
※歴史の中での数多くの宝石のエピソードも、本物の宝石付きで説明されているのですが、確かに人を惑わせることも起こりますよね、と妙に納得してしまいました。
特別展 宝石~地球が生み出すキセキ:https://hoseki-ten.jp/
※2022.06.19迄展示されています。
※トップ画像は、高さ2.5メートルのアメシストドームです。縦に飾られているのですが、サイズの都合上、横に回転しています。転倒しないようにかワイヤー線が張られていました(パンフレットにはワイヤー線はありません)。ちなみにアメジストではなく、アメシストが呼称として正解とのことでした。