神宮にかかる虹

神宮にかかる虹

11月に所用で京都に出向きました。

早朝、ホテルからのアナウンスもあり、宿泊施設から外を眺めると虹がかかっていました。虹の下には大きな赤い鳥居が見えています。

それが「平安神宮」とわかり、脚を運んでみることにしました。平安神宮は、1895年(明治28年)に京都で開催された内国勧業博覧会のために、平安遷都1100年を記念して大内裏(平安京内の天皇の在所)の一部を復元した建物です。

20231121-3.jpg
平安神宮の入り口である「応天門」。当時の平安京の応天門を5/8に縮小して建てられています。扁額は、空海が書いたものとされ、応天門の「應」を書き間違えたことから、「弘法も筆の誤り」という諺が生まれたとか。

20231121-1.jpg
応天門をくぐると見えてくるのは、雲一つない青空を背にした太極殿(外拝殿)です。、

20231121-2.jpg
その横に「右近の橘」という見事な橘の樹。実は「左近の桜」に相対しているのですが、時間の関係で確認することができませんでした。もちろん平安当時から度々植え替えが行われています。

滞在期間が限られていたのこともあり、神宮の一部を観ることしかできなかったのですが、縮小復元とは言え、当時の平安京の壮大な魅力を感じることができました。

※「神社」と違い、「神宮」は、明治以降、御祭神が天皇や皇室の祖先として祀られている社号(神社の名称)です。また「日本書紀(720年)」では、伊勢神宮・石上神宮・出雲大神宮(出雲大社)が、「延喜式神名帳(927年)」では、大神宮(伊勢神宮内宮)・鹿島神宮・香取神宮が「神宮」と呼ばれています。

メニュー