兜虫

兜虫

夏休みに採取して育てていたカブトムシが10月中旬に息絶えた。
残念なことに、帰省が終わり、東京に戻る際に雌を一緒に連れて帰ることはできなかった。

日々懸命に生きる二匹の雄の姿を見ながら、2か月も過ぎると、長い付き合いになるというか愛着も湧いてくる。夏も終わり、秋が近づくにつれて二匹を心配する自分と家族がいた。子供の頃には抱かなかった感情だ。

責任をもって最後まで見届けると命の切なさを感じる。「生きる」ということは何かを考えさせられる。やがて考えることに、さほど意味はないのだろうと思った。