神棚の榊
古くから神事に用いられる常緑小高木の植物です。尖った枝先が神の依り代として捧げられています。
榊には、神社の社殿に捧げられている伝統の樹木の"本榊(ほんさかき)"と葉の周囲にギザギザがある"ひさかき"の2種類があります。
※"ひさかき"は、榊に非ずという意味や本榊よりも葉が小さいので"姫榊(ひさかき)"と呼ばれているそうです。
榊という字は、国字と言って平安時代に中国以外で作られた日本オリジナルの漢字とのこと。常緑樹のため、葉が落ちることがないことから"栄える木=栄木(さかき)"、または神と人との境界を表す"境木(さかき)"を意味しているそうです。
6月頃、写真のように白くて可愛らしい花を咲かせます。