とんぼのめがねは水いろめがね
シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)は、日本全土に加え、ロシアや中国、台湾などにも生息するトンボです。
成長するに従い、オスとメスとで体の色が違うことが特徴です。
オスは、体が黒色と灰色白の2色となり、灰色白の粉を塩に見立てたことからシオカラトンボと名前が付きました。オスの複眼が水色になることから、童謡"とんぼのめがね"のモデルになったとも言われています。
一方で、メス(未成熟のオスも含)は、黄色の体に黒い斑紋があるため、ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)と呼ばれています。
ところで、6月6日に関東甲信地方が梅雨入りしました。先日、足を運んだ自然園は、一面が緑に覆われて、植物の宝庫となっています。
数多くある植物たちの中からいくつか紹介して終わりたいと思います。
アジサイの原種でもある"ガクアジサイ"
花の並び方を、まるで虎の尾のように見立てた"イヌヌマトラノオ"
紫式部の名を借りた"ムラサキシキブ"の花。秋には小さな紫色の実を結びます。