あやめ・しょうぶ・かきつばた

あやめ・しょうぶ・かきつばた

毎年5月中旬から7月中旬に咲く「あやめ・しょうぶ・かきつばた」は、どれもよく似ています。

花を見るたびに、どれなんだろう?と迷ってばかりいますので、調べてみました。

まずは漢字から。「かきつばた」は「杜若」と書きますが、困ったことに「あやめ」「しょうぶ」は、どちらも「菖蒲」と書きます。

生息地は「あやめ」は草地などの陸に育ち「しょうぶ」は水辺。そして「かきつばた」は水の中に育ちます。しかし稀に「あやめ」は湿地でも観られるのだとか。

花の違いに眼を向けてみると「あやめ」は花の付け根に網目状の模様があります。「しょうぶ」は花の付け根が黄色くなっています。「かきつばた」は花の付け根に白くなっています。

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「のはなしょうぶ」たしかに黄色くなっています。

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「かきつばた」は、白くなっています。実際に見ると分かりやすいかも。

それから「端午の節句」に湯に入れる「しょうぶ(漢字も菖蒲)」は、サトイモ科の植物で、多年生の草で全く別の植物です。

花の色に触れなかったのは「しょうぶ」の花の色は、組み合わせ次第で数千種類にもあるのだとか・・・それもそのはずでどれも「あやめ科」なのです。ますます複雑な気分です(汗

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