「五色の吹き流し」と花言葉は「世渡り上手」

「五色の吹き流し」と花言葉は「世渡り上手」

鯉のぼりは、江戸時代に始まった日本の武家の風習で、「端午の節句」に男の子の健やかな成長を祈願する際に、庭先に飾る「のぼり」です。

初期の鯉のぼりは、「真鯉(黒い鯉)」のみだったそうで、「緋鯉(紅い鯉)」に職から、「青鯉」なども加わるようになり、家族を表すようになったとのこと。

その先端にあるのが、「五色の吹き流し」です。五色は、古代中国の五行説である「木・火・土・金・水(万物の元素)」から来ています。吹き流し自体は、戦国時代から邪悪なものを払う「魔除け」の効果があると信じられており、歴史は鯉のぼりよりも古いのです。


路傍には、4月後半から咲きはじめた「ナヨクサフジ(一年草)」が咲き誇っていました。よく似ている多年草のクサフジとは違い、紫と白のコントラストの小さな花がとても綺麗なのです。
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また深さ50cmもの根を張るので、土壌改善にも役立ちます。マメ科ですので、花後の「さや」から豆も獲れます。さらには良い意味でのアレロパシー効果(植物が放出する化学物質が他の植物に影響を与える効果)で、雑草の発生を抑制することもでき、果樹園の下草などにも使われるとか。

「ヘアリーベッチ」とも呼ばれている、日本中で見ることができるナヨクサフジの花言葉は「世渡り上手」。よく見かけてはいたのですが、こんなにも奥が深い花だったとは・・・驚きです。

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