ゆるぎ橋

ゆるぎ橋

今から約1300年前の奈良時代、伊豆の国の堂ヶ島に海賊の一団がありました。頭の名は"墨丸"といい、船や村々の略奪を繰り返していました。

ある略奪の最中、墨丸率いる海賊団が、村の薬師堂の前の橋に差し掛かったところ、いきなり、地震が起きたかのように橋が揺れ、渡ることができなくなりました。

砂金を抱えた墨丸が強引に渡ろうとした瞬間に、突如、仁王様が現れ、墨丸を薬師如来に差し出しました。薬師如来は、墨丸に説法したところ、墨丸は改心して、以後は薬師堂の守護に尽くしたのでした。

景勝地である堂ヶ島。天然記念物に指定されている"天窓洞"は、カリブ海の"青の洞窟"を彷彿とさせます。

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海辺に夕日を望む。都会を忘れる貴重な時間。

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