百日紅

百日紅

夏から秋に咲き誇る百日紅(さるすべり別名ヒャクジツコウ)は、樹皮が滑らかすぎて、サルでも落ちてしまうという例えから名付けられたそうです。
※実際には、サルはすべることなく、百日紅を登るそうですが。

中国南部原産の落葉中高木で、江戸時代以前の戦国時代に日本に入ってきたとか。花が咲く期間が、長いことから、その名が付きました。原産国の中国では、唐の時代の首都"長安"建てられた宮廷に沢山植えられたので、"紫薇(しび)"と呼ばれています。

この百日紅、根も強く、水やりも不要で、耐病性もあり、日除けにもなります。さらには堅さと艶があるので、けん玉などにも加工されています。一方で、"すべる"を連想させるので、家には植えない方がいいという考えもあるそうです。

花言葉は"あなたを信じ続ける"~古代朝鮮に伝わる悲恋の物語に由来しています。竜神の生贄にならんとしていた娘を、王子が救い出したことから、二人は恋に落ちます。その後、王子は、100日後に娘を迎えに来ると言い残し、旅立ちますが、迎えに戻ると、娘は病に倒れており、すでに亡くなっていました。嘆き悲しんだ王子の前に、娘の墓から木が伸びてきて、花を100日間咲かせ続けたと言われています。

都内も秋を感じる季節となりました。

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