「喜び」と「輝く心」

「喜び」と「輝く心」

以前にもブログで紹介しましたが(ありがとうの花:https://www.mylevel.co.jp/cmb/post_66.html)、カタバミを再びに取り上げたいと思います。

カタバミの花言葉は、欧州では、キリスト教の復活祭の時期に咲くことから、「喜び」が花言葉になりました。また「輝く心」の花言葉は、古来、カタバミの葉や茎は、シュウ酸を含んでいて、酢漿草(かたばみ)の漢字通り、金属製の鏡等を磨くことに使用していたことから、輝きを象徴する「輝く心」となりました。
※諸説あり

鑑賞用からはじまった外来種なのですが、とにかく繁殖力が強く、あっという間に広がるため、駆除が大変なのです。種子は、自動ではじけ飛ぶという仕様。広範囲に勢力を拡大していきます。根もしっかり除去しないと、すぐに生えてきます。繁殖力の強さから、他の植物の養分や日光を奪うので、ガーデニングの景観を損なうことにも繋がります。

また虫や鳥の食料ともなるのですが、乳牛のような家畜にとっては有毒で、誤食した場合は、牛乳の乳脂肪量を低下させることもあるのだとか。それに黄色やピンク色の小さな花は、愛らしいのですが、群生すると、雑草のような景観となる一面もあります。

されど日光に素直に反応して開く花は、曇りの日や日没とともに閉じます。なんとも言えない素直さと言いますか、たくましさの中に、不思議と魅力を感じてしまうのです。

路傍に咲くカタバミを見つけた時、なんだか嬉しくなってしまう今日この頃です。

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※可愛らしい黄色い花を咲かせる「オオキバナカタバミ」。茎の長さが50cmになることもある「オッタチカタバミ」も黄色い花をつけるのでよく似ています。




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