向日葵と夏越大祓
毎年、6月になると、縁あって「向日葵(ヒマワリ)」が届きます。
北アメリカ原産地で、大きなものは高さも3mにも達するヒマワリの花は、キク科の一年草で、夏を代表する花として広く知られています。学名は Helianthus annuus で、「太陽の花」という意味。その大きくて鮮やかな黄色の花は、まるで太陽を象徴するかのような印象を与え、人々の心を明るく照らしているような印象に見えます。
ヒマワリの「花」は一見すると1輪に見えますが、実際には多数の小さな花(小花)が集まった「頭状花序(とうじょうかじょ)」と呼ばれる構造をしています。
また、その名の通り、成長期の若いヒマワリは、日中に太陽の動きに合わせて東から西へと花を向ける「向日性」を示します。されど開花が進むとこの性質はなくなり、最終的には東向きで固定される傾向があるのだとか。
そしてヒマワリの種子は、食用としてそのまま食べられるほか、搾油してヒマワリ油として利用されます。植物油の中でも軽くクセがなく、調理やドレッシングに適してもいます。
ヒマワリは希望、元気、生命力の象徴としても知られ、絵画や詩、贈り物のモチーフとしても広く親しまれています。ご存じのようにゴッホの描いた「ひまわり」シリーズは世界的に有名なのです。
花言葉は「あなたを見つめる」「憧れ」「情熱」。太陽に向かって咲くヒマワリに相応しい言葉です。
※今年も「無病息災」を祈願するため、地元の氏神様の「夏越大祓」に足を運びました。西日本では梅雨も明け、関東では猛暑が続いています。皆さま、熱中症はお気をつけてください。
茅の輪くぐり:https://www.mylevel.co.jp/cmb/post_45.html